映画『切り子の詩』公式サイト

映画『切り子の詩』公式サイト

FACEBOOK TWITTER

INTRODUCTION 解説

タイトルにある「切り子」とは「切りくず」に対する敬意を込めた造語

世の中には、様々な分野でスポットライトの当たる主役がいます。しかし、誰も気付かないけれど、そんな主役を支えて、コツコツと大切な仕事をしている名もない功労者がたくさんいます。

この物語のタイトルになっている"切り子"は、鉄工所等で切り出される"切り粉"(切りくず)の尊敬語として作った造語です。金属を加工するとき、山のように生まれ、捨てられる切り粉。でも、それがあればこそ世の中で必要な製品が生み出される。そんな切り粉を美しいと感じ、感謝できる社会であってほしいと願い、本作を作ることになりました。

作品では、下町の小さな工場と、一人の商社マンの日常を中心に、名もない人々の小さな仕事の積み重ねが、世の中を動かす大きな成果の礎となっていく様子を描いています。この映画がすべての働く人々に送るエールとなれば、大変うれしく思います。

 

監督 近兼拓史

物語はフィクションでも、モノづくりは超ホンモノ!

本作では、仙台・東京・横須賀・沼津・四日市・大阪・堺・神戸・西宮・明石・岡山・広島、全国12 都市で50 回以上のガチンコ取材&250時間以上の現地ロケを敢行。クライマックスシーンでは、大阪の旋盤職人が本当に一品物の細密部品を削り出し、商社マンが夜通し自走して横須賀まで納品する、日本金属加工業界の誇る超特急即日仕上げ、"奇跡の緊急対応"を完全実行している。

物語はフィクションだが、登場人物、企業、団体等、ほとんどが実名で登場。限りなく製造業の現場のリアルな姿を再現している。

 
PageTop